![]() 看護局の活動 |
特に高齢者は入院をきっかけに、様々な生活上の問題を抱えます。病気は回復しても生活するための能力の回復には時間がかかることが少なくありません。退院前から準備をして、
一人で困難なことについては在宅でのサービスを活用できるように、担当看護師とMSWなどと相談を行い準備を整えます。また人生の最期に住み慣れた我が家に戻りたいと思われる方、戻してあげたいと思われるご家族があります。そんな時の支援も行っています。「家に帰りたい」という想いにどうすれば応えられるかを共に考えます。地域で生き、地域で人生を全うする、そんな想いに寄り添いながら退院の準備を行い、在宅を担当するスタッフと連携を行います。医療は日々多様化複雑化しています。看護の姿も日々変化しています。美濃市立美濃病院看護局では8つの専門看護チームをもっています。それぞれ関連の部署から選ばれたメンバーが最新の知識を得るために学会や研修会で学び、新しい提案を行っています。感染対策リンクナースチーム
感染管理認定看護師を中心に、各部署の感染対策を展開しています。院内感染対策委員会と繋がりながら、看護職以外の職種も含めた啓蒙活動なども積極的に行っています。毎年環境感染学会に参加しており、平成28年2月の学会には2題の演題を提出しました。褥瘡・スキンケアチーム
院内の褥瘡の軽減を目標に、評価システムの構築、事例検討、院内ラウンド等を積極的に行っています。院内の褥瘡対策/NST委員会とつながりながら、トータルな褥瘡管理・スキンケアを目指します。摂食・嚥下リハビリテーションチーム
最も深刻化している高齢者の誤嚥性肺炎を減少させるため、様々な試みを行っています。
嚥下状況のアセスメントからリハビリまで、言語聴覚士もメンバーとして参加し、多角的な視点からアプローチを行います。がん看護チーム
当院で手術・化学療法を受けられるがん患者のケア、終末期のがん患者の緩和ケアなどがん看護全般についてより良いケアを検討します。外来化学療法患者も増加しており、外来看護師や薬剤師との連携を行っています。医療安全チーム
各部署のセーフティーマネジャーで構成され、看護局内のインシデントの分析や医療安全の教育を担当します。日々の業務の中にのたくさんの安全へのヒントがあり、現場目線での実現可能な安全対策を展開します退院支援チーム
急性期病棟から地域包括ケアへの連携、病棟と外来、病棟と訪問看護ステーション、あるいは地域のケアマネジャーや施設職員などとも繋がりあい、患者の療養生活を不安なくつなぐため様々な試みを行っています。病院看護師が地域の医療の姿を知ることも大切なテーマとなっています。糖尿病看護チーム
糖尿病療養指導士と岐阜県糖尿病療養指導士が各部署に配置されており、入院・外来を通して糖尿病の患者さんを支援していきます。長期的な視点でのかかわりが重要となる糖尿病ケアでは、入院・外来の連携を大切にし、外来受診時のサポート体制の充実をめざします。認知症ケアチーム
平成28年4月から発足する新しいチーム。まずは認知症ケアへの理解を深めます。一人一人の人権を大切にしたケアを目指します。