内科

概要

美濃病院の内科外来は、総合外来と糖尿病、消化器、肝臓、呼吸器、循環器、など専門外来に分かれています。
これは、専門外来とすることで、診療の質を 高め、効率化を図るためです。

ご自分の症状に適した外来を選択してご来院ください。各種検査 も迅速な対応と結果報告が可能です(一部の検査を除く)。その日のうちに結果を得て、適切な対応、処置をとることが可能です。一部の特殊外来を除いて、基本的に午前診療とな ります。
どの外来にかかったらよいのか分からない方 は、総合外来をご指名ください。または、玄関受付で待機している相談員までお気軽に声をかけてください。

スタッフ

副院長・診療部長横家 正樹
内科診療部長高橋 敬治
内科診療部長宮崎 恒起
医師児玉 篤典
医師若原 祐子
医師鶴見 寿
医師今井 健二
医師白橋 幸洋
医師今井 敦子
医師水野 正巳
医師加藤 丈博
医師伊藤 勇
医師中西 孝之
医師吉田 明弘
医師川口 智則
医師坂井 修
医師河合 優
医師手塚 隆一
医師今井 理紗子

みの糖尿病センター

現在の日本では、実に多くの方が糖尿病です。そして糖尿病は高血圧症、脂質異常症(高脂血症)などとともに日本人の健康を蝕んでいます。

糖尿病、高血圧、脂質異常(高脂血症)、喫煙などは、動脈硬化性疾患(脳血管疾患、虚血性心疾患)の危険因子です。
これらのなかから幾つかを合わせ持つことが、動脈硬化性疾患発症率を跳ね上げることが分かっています。また、糖尿病のコントロール状態がよくないと免疫機能が低下することも知られています。肺炎を繰り返したり、普通では起こりえないような部位に感染が起こったりします。眼や腎臓障害もよくある合併症です。視力が低下したのを自覚して眼科受診してみたら糖尿病だった、ということもよくある話です。この場合、眼合併症は進みすぎていることが多いのです。進行を止めることしか出来ない状態になるまえに、糖尿病のコントロールをつけたいものです。

腎臓障害も眼合併症と同じく、足が浮腫んできたと総合外来を受診してみたら、高血糖が分かって糖尿病外来に紹介されてきます。しかし、よくお話を聞くと、尿糖や尿蛋白は5年くらい前から健診で指摘されていたというかたが実に多くいらっしゃいます。

みの糖尿病センターの糖尿病外来は、糖尿病と糖尿病性合併症に照準を合わせた特別外来です。当院の眼科や岐阜大学病院と連携しつつ、着実に力をつけ実績をあげてきました。
糖尿病の治療は食事療法、運動療法など自己管理が基本です。我々スタッフのエビデンスに基づいたアドバイスや処方との二人三脚も大切です。やる気はあるけど、どうしたらいいのか分からない!という方、是非、みの糖尿病センターの糖尿病外来に来てください。

消化器内科

「経鼻内視鏡」「挿入形状観測装置」等最新の機器を使用して 「苦痛の少ない優しい」内視鏡検査を中心に診療を行っています。

特色

  1. 内視鏡指導医・専門医による内視鏡検査、癌の早期発見。
  2. 消化管(食道・胃・大腸)の早期癌は消化器外科チームと共同で もっとも適した切除を行っています。 (内視鏡を使用した切除・腹腔鏡を使用した切除)
  3. 大腸や胃のポリープに対する内視鏡的切除治療。
  4. 消化管出血・潰瘍等の内視鏡的止血治療。
  5. 炎症性腸疾患などの診断治療。
  6. 黄疸の原因を診断、内視鏡的治療も可能。
  7. 肝炎・肝機能障害の検査・診断・治療 。
  8. 肝炎に対するインターフェロン治療 。

下記のような症状の方はご相談ください
胸焼け、げっぷ、嘔気、嘔吐、腹痛、腹部の不快感、運動痛ではない背部痛、黄疸、全身倦怠感、腹水など

総合外来

総合外来では初診の方を中心に高血圧などの患者さんの診察を行います。

循環器外来

不整脈や大動脈瘤などの疾患を持った方のための外来です。

肝臓外来

美濃病院は、自治体病院として地域医療機関・保険施設と連携して美濃地区の肝炎対策に取組むために、平成19年4月より肝臓専門医による専門外来を開設しています。

対象の方
以下に該当する方は、ご本人・ご家族を問わず、肝臓外来を受診し、ご相談ください。

  1. 肝機能障害(GOT,GPT,γGTP値などの異常)のある方
  2. 検診や人間ドックで肝炎ウイルス陽性を指摘された方
  3. (急性・慢性)肝炎
  4. 肝硬変
  5. 肝臓がん
  6. 脂肪肝
  7. その他、肝疾患全般

肝臓は沈黙の臓器
肝臓は沈黙の臓器と言われ、かなり病気が進行しないと自覚症状が現れません。検診などで肝機能障害を指摘された時点で早めに専門医の診察を受けることが大切です。
日本にはB型、C型肝炎ウイルス陽性者が約350万人いると推計されています。
厚生労働省は潜在的感染者の早期発見と早期治療のための対策を進めています。

C型肝炎には要注意
C型肝炎ウィルスに感染すると、高率に慢性化します。
C型慢性肝炎は10年から15年かけて肝硬変へと少しずつ進行し、肝硬変になった場合には年率7~8%の割合で肝臓癌が発生すると言われています。

肝臓の検査
1.採血検査(定期的な肝機能検査など)
2.画像検査(腹部超音波検査、CT、MRIなど)

肝臓疾患の治療
ウィルス性肝炎(B型、C型肝炎)の治療はインターフェロンや抗ウイルス剤の導入により最近著しく進歩しています。
肝臓がんに対しては、肝切除術、ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術などの治療選択を行います。

呼吸器外来

胸部レントゲンに写らない肺がん
日本人の死亡原因の第1位は悪性腫瘍(がん)で、そのトップが肺がんです。

胸部レントゲンでは写らないような肺がんもあります。近年CT検査で発見されるようになった肺がんで、“胚胞上皮がん”といわれています。
これは胸部CT検査でようやく発見できる早期のものです。このタイプのがんは大きさが2cm程度であれば手術でほぼ100%治るものもあり、小さい傷で行う胸腔鏡下手術も可能です。
美濃病院には精度の高いCTがありますので、ご希望がありましたら呼吸器外来をおたずねください。

処置・検査について

内視鏡検査
(胃・大腸カメラ)最新の内視鏡システムにより「苦痛の少ない」「繰り返して受けていただける」検査の提供に努めています。
「あのつらい検査は死んでも受けたくない…」そんなイメージは過去のものです。
充実の消化器診療スタッフが、年間2200件以上の検査と治療を行っています。

経鼻内視鏡
経鼻内視鏡は、「口」から挿入する通常の胃カメラの、半分の細さと軟らかさです。喉の反射が減り、苦痛が非常に少ないことが特徴です。検査中にモニターを見ながら医師と話しながら安心して検査できます。すでに体験された患者様からは「次回もぜひ、経鼻内視鏡で!」という声が多く寄せられています。

消化器内科と外科

内視鏡治療から内視鏡下手術まで幅広い治療選択を提供する体制を整えています。

消化器内科内視鏡検査と治療
胃・十二指腸、大腸、食道静脈瘤、肝胆膵の疾患 など

造影検査
食道、胃・十二指腸、大腸、肝臓、胆臓、膵臓の疾患など

超音波検査
肝胆膵の疾患など

専門外来
消化器外来、肝臓外来
外  科消化器一般手術
胃がん、大腸がん、食道がん、肝臓、胆臓、膵臓の疾患、乳腺疾患 など

内視鏡下手術
胃がん、大腸がん、胆石症、胆のうポリープ、膵臓・脾臓・副腎の疾患、気胸、肺がん など

専門外来
乳がん、血管(下肢静脈瘤 など)、肛門(痔核 など)