久しぶりの受験

透析室勤務歴が長くなってきたことをきっかけに、専門性を高めようと思い、
【慢性腎臓病療養指導看護師】を目指すようになりました。
数年前から、資格取得に向けて全国各地での講習に出向き、準備を始めました。今まで一人で旅行なんてしたことなかった私も、お陰でいろいろ行けるようになりました。試験の問題も公表されておらず、また当院や近郊の病院での受験経験者もいない、詳しい試験内容情報がわからないままで受験勉強がスタートしました。受験というのは、思い返してみると看護師国家試験以来です。
これまでは、子供たちの受験を冷静にみていたものの、自分となっては年齢と共に低下する記憶力との闘い。自分にうんざりするくらいでした。
不安は募るばかりでしたが、皆さんのサポートもあり、受験結果は無事合格。夢が実現することが出来ました。
資格認定がもらえたのは、昨年の10月。それから現在の自分は何が出来ているのか?今年度、資格を活かした研修や他施設との交流などを楽しみにしていましたが、コロナ関係でほとんど活動が休止状態。また、病院内でもまだまだ資格活用は不十分状態で情けない…。透析看護・慢性腎臓病看護のリーダーとして、患者さん、看護師の力添えになれるよう、やれることを見極め頑張ろうと思います。

毎日、透析患者さんとは、「おはようございます」「こんにちは」で始まり、「お大事に」ではなく、「お疲れ様でした」で終わります。私が透析室に配属になった当初は、このことがなんだか不思議で慣れなかったのですが、透析が生活の一部となっている患者さんには、普通のことであり、仕事と同様ですね。
現在の透析室は、MEさんの入れ替わり、看護補助手さんや手術室看護師さんの業務サポートもあり、以前より新しい風が吹いているように思います。これを機に、透析患者さんの生活のサポート、看護の充実をはかっていきたいと思います。
透析室は自動扉の向こう側。中に入ってみないと、どういう状況か見えません。まず、お気軽に透析室に足を運んでください。お待ちしています。